ThinkPad X230にLTEモジュールを入れてみた話 Windows編 [コンピュータ]
モジュールとSIMの挿し方はそれぞれ過去の記事をご覧くださいませ。
今回はWindows10でゴニョゴニョした話です。
MC7700を挿して起動するとドライバも当たって、通信もできそう。
SIMを挿してAPNを設定すれば良さそうです。
でも、最初は何にもしないで良かったんですが、この後面倒なことに。
原因はUbuntuとのデュアルブートにあるかも。
一度シャットダウンで電源を落としてから起動すればいいみたい。
Windowsだけの人は、流してください。
デュアルブートの不具合で色々入れちゃったので、入れたものの説明を。
Sierra Wireless社のHPへ行き、ダウンロードしました。
メールとID、パスワードを設定、職業の入力をするだけなんで、面倒くさがらずに登録したほうがいいかも。
落としたもの
・Skylight(接続ユーティリティー)・・・無くてもいいけど、詳細情報が見えたり、設定ができたりします。
・最新ドライバー・・・MC7700と書いてない、最新(Build4773)を入れてますが、動いてます。これも要らないのかも。
・MC7700ファームウェア・・・”最新”が良さそう。以下詳細を。
Sierra WirelessのHPのSUPPORT→SOURCE→AirPrime→MC Series→MC7700と辿ります。
するとSoftware Downloadという項目が出てきます。
で、Firmwareをクリックするとリストが出ます。
5種類ほど試しましたが、上から2番めの、
に落ち着きました。
選んだ基準ですが、
1.QMIというのがどうやらQualcommの技術みたいなんでそちらを。
2.”MC7700 NTT approved FW 3.5.19.00A QMI” とあるのが良さそうだけど3G接続しかできず除外。
3.ATTとかBellとか他社の名前がありますが、解凍したファイルにはバージョン名しか入ってないのでいけちゃうんじゃね?
で、結果ですが、
MC7700 ATT PTCRB Approved FW 3.5.20.3 QMI
より上のバージョンはLTEで接続できました。
ファーム書き換えって法的にはどうなのかな?モジュールには技適マークあったけども。
※ファーム書き換えが済んだら、一旦シャットダウンで電源を落としましょう。
どうやらシャットダウンしないと書き換えが終わらないようです。
なんかこれでハマりました。
ダウンロードしたものを解凍してexeを実行すると、コマンドプロンプトが開いて書き換えを開始。
書き換えが完了すると"Press Enter"でコマンドプロンプトが閉じて終了するんですが、
何度書き換えても変わらない(3Gしか入らない)と思って、一旦シャットダウンして家に帰ったらLTEが繋がったという・・・。
以下スクリーンショットを何枚か。
右のウィンドウ、Windows10の設定に”携帯電話”が追加されます。
右下の通知メニューにも追加されます。
一番左の小さいウィンドウがSkylightで、4Gとか3Gの状態が判りやすいです。
APNのここで設定できます。
Windows10の設定でAPNも設定できますが、それをSkylightで見ると、
APNの名前がレジストリキーになっちゃうという不具合が。
あとGPSの様子も表示できるのでお好きな方でよろしいかと。
真ん中のドライバーですが、何も入れないと、ネットワークアダプタの所に、mc7700と出ます。
Sierraのドライバーを入れると”Sierra Wireless 〜”と他にもいくつか表示されています。
Windowsのネットワークのプロパティで100Mbpsと出てます。
詳細オプションでAPNが追加できます。
なんか、いじってるとmoperaU(ドコモですね)とか勝手にAPNが追加されます。
多分、”Windowsでこの接続を管理”にチェックを入れたときに追加されて、繋がらなくなっちゃう感じ。MVNOの人は外したほうが良さそうです。
Skylightではファームのバージョンも見えるんですが、分かりづらかったので、
購入時のファームウェアのバージョンを見るのを忘れてしまいました。
でも3Gしか繋がらなかったので、NTTうんぬんのバージョンあたりだったのかなと・・・
Windows10も、あれこれドライバをインストールする必要が無くなってきてますね。
Linuxも昔は大変だったけど、今は何もしなくても動いてくれるし。
開発者の皆さんに感謝です。
はじめmして。このページの内容通りに 私の ThinkPad X230 に MC7700 をセットしてみました。情報ありがとうございます。
MC7700 は作動はするのですが、接続形式は HSDPA もしくは UMTS 要するに 3G です。LTEでは通信出来てないようです。残念。
by あいん (2018-11-21 11:45)
あいんさんこんにちは
コメントありがとうございます。
最近こちらでもよく3Gに落ちるのですが、こんな方法を試していますので、よろしければお試しください。
まず、Skylightというアプリをインストール。
(Microsoft Storeにあります。いわゆるUWPアプリ)
次に、プロファイルの設定
(Windows側で設定してあれば、レジストリキー?で表示されます。)
次に、回線は切断
次に、スパナマークを選択→ユーザーオプションというウィンドウが開く
次に、左側の枠の”ネットワーク”を選択
次に、右側の枠”ネットワーク選択モード”を”自動”→”手動”に変更
すると、ネットワークの探索が始まります。
数分後、終わったら、”使用可能なネットワーク”から”DOCOMO(4G)”を選択
以上をやると、LTEでつながってくれます。
あと、2.1GHz帯なので、電波が悪い場所だと厳しいかもしれません。まずは屋外で試されると良いかもしれません。
私は上記でLTE接続できていますので、よろしければお試しください。
by MUJIんくん (2018-11-21 18:25)
MUJIんくん さん
お返事ありがとうございます。
Skylightをインストールして、上記の操作をしてみました。”使用可能なネットワーク”から”DOCOMO(4G)”を選択したのですが、その状態では圏外扱いになり「クリックしてAPNを変更」リンクが表示されて接続できなかったです。”DOCOMO(3G)” ならば 3G だけとあっけなく接続できます。
そこで、Windows 10 側で [設定]->[ネットワークとインターネット]->[携帯電話]->[詳細オプション]->[ネットワークの検索]でネットワーク検索をさせてみると "NTT DOCOMO (LTE, 3G, 2G)"が 出て来たので これを選択してみました。すると 3G での接続になります。
PCを屋外に持ち出してもみたのですが、3G での接続になります。4G接続は難しいようです。
by あいん (2018-11-22 23:32)
あいんさんお返事ありがとうございます。
私の経験した感じでは、もしかしたら、ファームウェアの書き換えが未完了な気がします。
Skylightで確認できますので、よろしければお試しください。
Skylightのタイトルバー上にあるメニューボタン→情報
ウィンドウが開くので、
デバイス→ファームウェア
私のはこんな感じです。
アプリケーション:SWI9200X_03.05.29.03ap r6485 CNSHZ-ED-XP0031 2014/12/02 17:53:15
Bootloader:SWI9200X_03.05.29.03bt r6485 CNSHZ-ED-XP0031 2014/12/02 17:33:08
アプリケーションとBootloaderのバージョン番号が違っていると、まだ書き換えが済んでいない状態だったと思います。
一旦電源が切れると書き換え動作に移るので、もしかしたらACアダプタとバッテリーを両方外すといいかもです。
by MUJIんくん (2018-11-27 21:46)
MUJIんくん さん
ファームウェアをSkylight で調べたところ、アプリケーションおよびBootloaderの各バージョンは上記と同じでした。
by あいん (2018-12-01 01:17)
MC7700はdocomoのLTEのBAND1にしか対応していないので、建物や乗り物のなかでは繋がりにくいのです。LTEに常時繋がるものをお求めでしたらMC7430をおすすめします。日本の3大キャリアの各メインBANDとプラチナバンドに対応しています。
by ThinkPadマン (2019-06-27 11:13)
フォローありがとうございます。
それもあるかもしれませんねー。MC7430いいですねー。プラチナバンド対応はちょっと気になります。
by MUJIんくん (2019-06-27 18:33)