あちこち点検したのになんだか訳が分からなくなった電装系トラブルですが、

ちゃんと直さないと安心して乗れません。

ここで、電圧計の登場です。





一応、職業柄、データを取るべし、かなと。

ZZ-R400のメーター色に近い赤表示で、余計なロゴの無いこいつをポチりました。

取り付けた場所にテスターを当てて誤差を見てみましたが0.1V以下だったので性能は合格とします。

で、最初はバッテリー電圧をモニターしようとしたんですが、IGN連動でバッテリー電圧を測定するとなると、

リレーを入れないといけないんですね。リレー無しで測れるところは、レギュレーターを通った電圧しかありません。

とりあえず、取り付けやすい、メーターの電源電圧を測ることに。




んーなんかアイドル時の電圧低い。それはちょっと置いといて、走行中はだいたい13.6V・・・

だったんですが、突然11.5Vくらいに落ちる。よく落ちる・・・んー充電してないかも。

配線焦がしたときに、レギュレータも吹っ飛んだかもしれん・・・。

交換です。


ヤフオクで動作未確認品を2,000円くらいでゲット。

だって、確認品と言ってもエンジン始動できましたってだけなんだもん。

高い割に変わんないよね・・・ということで。


いやこれが当たり。

走行中の電圧落ちが無くなりました。

でも、測定してる電圧は程よいんですが、充電電圧が既定値(4000rpm時にバッテリー端子で15V以下)

を微妙にオーバー(15.1Vくらい)

せっかくバッテリー替えたのに過充電しちゃう・・・(ああ、そういえば前々回のバッテリーは膨らんでた・・・)


レギュレータの仕組みを調べると、レギュレータがモニターする電圧

(=IGNキーから来てる、自分で作った電圧)が低いと、電圧が足りない

→充電電圧を上げてしまうっぽいことが判明。

今度はイグニッションキー辺りを確認してみます。

夜な夜なトップブリッジ外しましたよ。はい。


すると・・・あ゛



なんか切れてる・・・しかも、IGNキースイッチ内の抵抗が6Ωとかある。

直します。


キーシリンダの底面にある穴に接点復活剤を注入。

カワサキは防盗対策でブリッジからしりんだーを外せない上、シリンダの分解も

できないようになっているので、ネジを削ってバラすか、この方法しか無い感じ。



線も一旦ぶった切って繋ぎます。

根元からやられてるので、線をちょこっと剥くのがやっと。ハンダするほど長さが取れません。

接合スリーブでカシメてやります。



これで充電電圧も規定内の14.8V辺りに落ち着きました。

なんかアイドルの電圧が低いのが気になりますが、レギュレータ付近で測ると正常そうなので、

ひとまず様子を見ることにします。

11.5V以下になると電圧計が点滅するので、信号のたびにチカチカしてますが・・・。

スマホホルダーの影になっているので気にしないことにします。


あと、エンジンがセル一発で掛からない点は、点火プラグの火花ギャップを調整したら良くなったみたい。

Splitfireのプラチナプラグが入ってるんですが、こいつはギャップ調整禁止だったはず。

ですが、規定のギャップよりだいぶ少なかったので、広げてやったら指導性上がりました。


これ以降1ヶ月以上経ってると思われますが、安定して・・・いやたまに異常が発生。

・IGNキーをひねっても何もできない(メーター類が光らない。セルも回らない)

・ウインカーが使えなくなる(ENG停止→再始動で復活するっぽい)

どっちも結構怖い。


もうキーシリンダもウインカーリレーもダメなのかな?

22年ものの立派な旧車ですからね。新しいの欲しい・・・。

もう疲れたのでしばらく様子見ます。