先日ふらっと実家に寄ってみると、母上が家の中を発掘作業中(断捨離)らしく、こんなもんが出てきた。








なんと、わたくしが子供のころ撮っていただいていたカメラ、OLYMPUS-35 SPではありませんか。

以前このカメラに使っていた外付けフラッシュが発掘されたときに、カメラは捨てた、と聞いていたのですが、

ちゃんとしまってあったようです(そのフラッシュは煙が出たので処分・・・(;´д`)トホホ)。

最近の静かなフィルムカメラブーム?に乗るにちょうどいいじゃありませんか。


秋葉原に買い出しに行ったので、ヨドバシで色々仕入れてきました。








この中でポイントは電池。

このカメラは水銀電池というやつで露出計を動かすらしいのですが、日本ではもう作っていないそうで、

動かす方法は3つありそう


1.水銀電池型のアダプタを使う


KANTO カメラ用水銀電池アダプター 変換型 MR-9(H-D)アダプター



  • 出版社/メーカー: 関東カメラサービス

  • メディア: Camera





ビックカメラに置いてありました。2000円ちょい。電圧変換回路内蔵。これに指定のボタン電池を入れる。


2.補聴器の電池を入れる

電圧と厚みがほぼ同じようなので、周りに紙などのスペーサーを入れてやればOK・・・今回はこの方法で。

(電池室の形状によってはダメみたいですね)


3.普通のボタン電池LR44を入れる

2と同じですが、電圧が高いので、アナログ露出計の値がずれる模様。・・・動作確認だけはこれでやってみました。




さすがにレンズやファインダーが汚れているけど、破壊すると取り返しがつかないので、できそうな範囲で掃除してみます。






 







幸いレンズの表面のカビは拭き取れる程度で、内側はそれほど汚れておらず大丈夫そう。


ファインダーはだいぶ来てましたが、これもクリーナーと綿棒で磨いたらきれいになるじゃありませんか。


メカ部は、フィルムの蓋が押すレバーを少々細工したのと、ちょびっと注油して終了。


あとはフィルムを装填すれば復活できそうです。


ちょうどいいので旅行に持っていきますかね。でも2台持ち歩くのはきついかな・・・。


 


このカメラのポイントは、露出オートもあるんですが、マニュアルで撮れること。


(ピントはマニュアルのみ)


レンズはF1.7のようなので、結構ボケが使えるんじゃないかと。


シャッターは1/500秒しかないのでフィルム感度は100のを買いました。


さて上手く撮れるんですかね。頑張ろう。


 


あと、レンズの先端にはねじがついているので、フードも付けてみたけど、ケラレないんだろか。


(怖いのでワイド用ゴムフードにしてみた)


ピントの窓がちょっとケラレてるので無いほうが良いのかも。


逆光に弱いからフードいるっていう人もいますが・・・

金属のフードのほうが良いかも知れませんが、一眼だと焦点距離50mm以上、となっているんで、今回はパス。


レンズプロテクタやフィルタを付けてやるのもいいですね。


撮影と現像ができたらまた報告いたします。