う、生まれた

０７１００２
生まれちゃいました。
予定日より2週間早いですが、臨月なので問題なし。
女の子でまだ名なしです。早かったので油断してました(汗)

やたらか身の毛が生えてるのでビビりました。
往年の森昌子さん風、モンチッチ風です。モミアゲまでしっかり生えてます。
肩の辺りもギャランドゥな感じで更にビビりました。
夫婦毛深いので将来が心配です（汗)

ここから長文になります。
一応記録を残しておこうと思います。

朝3時半くらいでしょうか。
嫁が何気にトイレに行くと出血が。普通よりちょっと多めだったようです。
元々、2日前の検診で出口が１センチ開いていると言われていたので、
いよいよかと。
病院に電話し、まずは診察と言うので入院用の荷物を全部持って病院へ。
診察後、出口は確か3センチくらい開いているとのこと。
即入院手続きをし、陣痛室なる部屋で様子を見ることに。
隣りには4日間苦しんでいると言う妊婦が悶え苦しんでいます。

俺は会社の仕事仲間本人の葬式もあったので、一旦帰宅して、１時間仮眠。
７:00ごろ、嫁から陣痛が10分間隔になったと言われ、こりゃ生まれると思い、
会社と葬式はお休みさせていただくことにしました。
８:30ごろ、朝食を取り、上司に連絡を入れ、病院へ。

10分間隔で軽く陣痛は有るものの、全くもって緩い。
それも弱いのとちょっと強いのの繰り返し。
こんな余裕の表情ではまだまだだと言われしばし待つことに。
昼ごろ、私は一旦忘れ物を取りに行き、食事を済ませ、
嫁も病院食。出口の開きは８センチ程度まで来ているがまるで陣痛が盛り上がらない。
５分おきくらいに来るけど、ちょっと痛い程度。その後3分間隔くらいになっても
対して痛くならず。と言っても、痛さ加減が分からん・・・。
陣痛で子宮が収縮しないと胎盤がうまく剥がれなくて酷い出血になったりするんだそうで、
陣痛促進剤を点滴することになりました。

点滴が始まったのは多分15:00ごろ。
嫁のお母さんが来てくれてからでした。
薬が効きはじめると嫁が「ヒーヒー」苦しみ出します。
出産するには出口が10センチ以上開く必要があります。
薬の量は徐々に増やされ、陣痛もどんどん辛くなります。
て2分楽で、50秒痛いくらいの陣痛が続き、
出口も9センチまで開きます。かなり痛いらしく、嫁は
泣きながら苦しんでおります。助産師さんと俺で背中をさすったり、
うちわで扇いだり、体制を色々替えてみたり。
時間を計って、「そろそろ来るよ」とか「そろそろ痛いの終わるよ」
とか声をかけてみます。
座っているのが楽と言うことで、机に枕を置いて伏せながら痛がります。
これが本物の陣痛かと、やっとわかりました。

分娩台に乗ったのは17:30過ぎでしょうか。
陣痛の合間を縫って、そろそろ歩けなくなるということで移動。
分娩台に腰かけて、最後の１センチを待ちます。
更に点滴を増やして、分娩体制に入ると、18:00ごろ破水。
その時は、俺は外で待機。どうやら助産師さんと先生が
作戦会議をしていたようです（ちょっと揉め気味?）。
その間も嫁が「ヒーヒー」言うのが気になりつつ待つことしばし。
合間に嫁とうちのお母さんに経過を報告。
18:30～45ごろだったでしょうか。大変になってきたのでようやく
中に入れてもらうことに。

旦那の仕事は、嫁を後ろから支えること。
体が曲がらないように支え、呼吸やいきみの時に声をかけます。
決して前側には行けません。この病院は撮影も禁止です。
点滴の量もさらに増えて、陣痛の痛みは50秒、間は１分30秒
いきみの許可も出て力を入れてみますがなかなかうまくいきません。
息が続かないと言うので小刻みにいきんで見ます。
いきむと赤ちゃんの心拍も弱くなるので、深呼吸。酸素マスクも着用です。
俺はウチワで扇ぎながら、時計を見て、陣痛のタイミングで声をかけます。
「吐いて、吸って、グッー！次大きく吸ってもう一回！はいもう一回！」
いきむと赤ちゃんが酸素不足になり心拍が落ちます。
嫁もだんだん息が続かなくなって気を失いそう。
陣痛がない間は、心拍を見ながらゆっくり呼吸を促します。
みるみる赤ちゃんの心拍が回復します。元気そうで安心します。
「よ～し元気になってきたよ」嫁にも声をかけます。
でも何度も何度も繰り返しても出て来ません。

先生も到着し、いよいよ最終段階。
点滴も最後に増やし、アタマも見えつつあるようですが後一歩。
注射を打ったり、出口のまわりをチョキチョキ切ったり、色々やってます。
嫁も慣れてきて意識も戻ってきたので、いきみを長くし、頑張ることに。
「大きく吐いて、大きく吸って、グッー！次大きく吸ってもう一回！はいもう一回！」
繰り返すこと数回、最後はもう一人の助産師さんがお腹をおしてアシスト。
長く出口で挟まってたせいか、アタマが長くなったようですが、
スルッと出て来ました。
「やったよ！」嫁と握手します。
出て来た瞬間「おぎゃ」と声が出ました。
飲み込んだ羊水等を処置し、なにもしなくても「おぎゃおぎゃ」泣きました。
何だかすぐに目も開いてます。ずっと腹の中にいたのが不思議な感じでした。
無事に会えて良かったと思います。
赤ちゃんとも握手させてもらいます。
生まれたのは19:18。
体重2850ｇ
身長4５．７ｃｍ

その後だっこタイム
嫁の母と、うちの母は外で首を長～くして待っていたので楽しみです。
しかしいっぱい羊水を飲んだらしく、ゲホゲホ出し終わるまで待つこと数十分
写真は俺がだっこして嫁が撮った写真です。
なかなか厳しい病院で誰も直接は触れません。まあ、出て来るまで待ちますかね。

目も開いて、早速口をパクパクさせておっぱいを探してい感じ。
一瞬泣くけど表情もころころ変わり、飽きないもんです。
一通り撮影会も済ませ、帰ることに。

嫁は2時間安静の為動けず。
食事はせっかく取っておいてくれたはずが、助産師さんが忘れて配膳リミットの
20時を過ぎてしまい食えず。
フラフラで気の毒でしたが、すぐに食う気力もなく、栄養がありそうな飲み物を
買って渡し、帰ったのは21:30過ぎでした。

俺は赤ちゃんの心拍を見たり、呼吸の指示をしたり、助産師さんの仕事も
助けられて誉められたみたいです。ウヒ。
長く、壮絶ながら、めでたい一日が終わりました。
これからが始まりですかね。