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おっさんがゲーミングモニターを買ってみた話 [コンピュータ]

 引きこもり気味の今日このごろ、PCの前にいることが多くなりました。

ゲーム(SEGA PSO2)もそうなのですが、ブラウザのスクロールも残像が気になるようになりました。

で、ゲーミングモニターは残像が少ないらしいと、最近物色してまして、Amazonのタイムセール祭りで
予算内の物があったので、ポチりました。


I-O DATA ゲーミングモニター 23.6インチ(144Hz) GigaCrysta FPS向き HDR 0.6ms TN HDMI×3 DP×1 高さ調整 回転 EX-LDGC242HTB

I-O DATA ゲーミングモニター 23.6インチ(144Hz) GigaCrysta FPS向き HDR 0.6ms TN HDMI×3 DP×1 高さ調整 回転 EX-LDGC242HTB

  • 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
  • 発売日: 2019/03/07
  • メディア: Personal Computers

 今回の選定条件は、予算2万円(臨時お小遣い(汗))くらいで、144Hz表示対応、残像が少ない応答速度1ms以下、

なるべく発色が良さそう、ベゼル幅があまり太くない、アームを使用するのでスタンドの機能はどうでも良し。空いているGPUの端子はDPばかりなので、DPケーブル付きだと尚良し。DVI端子は要らないので、HDMIが2つくらいあると安心。


 IOデータは昔の三菱ディスプレイの流れを汲んでいて、イメージ的に発色も良さそう。Amazonレビューを見ても、
発色は調整すれば良さそうだし、応答速度0.6msというオーバードライブ駆動も偽色が少なそう。しかもHDR対応。スピーカ付きでHDMIがなんと3系統、DP1系統。ただ、買ってから気づいたんですが、なんとFreeSync非対応・・・(;´д`)トホホ…。

仕様はこちら。多分これ(LCD-GC242HXB)と同等品で、販売チャネルで型番を変えているパターンかと。

 その他の候補としては、

 この2つは何が違うのか謎ですが、-Jの方にアウトレット品が有ったんすよね。これ買えばよかった。
割と定番のようですね。機能的見どころは、黒挿入がある、リフレッシュレート165Hz対応、FreeSyncとG-SYNC認証
(nVIDIAな人は安心)対応。どうも実物を見ていないので、なんとも言えませんが、発色は?というのでやめてしまいました。

 これもアウトレット品がありました。
見どころは、3年間ドット抜け保証(これはスゴイ)、FreeSync対応。アウトレット品だと保証が怪しくなる
(Amazonは曖昧にしている・・・他の品物も同様)のと、ちょっとベゼルが太く見えるのでやめました。

BenQ ゲーミングモニター ディスプレイ ZOWIE XL2411P 24インチ/フルHD/HDMI,DP,DVI端子/144Hz/1ms/ブルーライト軽減

BenQ ゲーミングモニター ディスプレイ ZOWIE XL2411P 24インチ/フルHD/HDMI,DP,DVI端子/144Hz/1ms/ブルーライト軽減

  • 出版社/メーカー: ベンキュージャパン
  • 発売日: 2017/12/21
  • メディア: Personal Computers
 これも定番のようですが、見どころは黒挿入機能とFreeSync。これもベゼルが太く見えるので除外。

 これは機能的にはサッパリしていて、FreeSync対応くらい。ベゼルは誇大広告で、非表示部分が写真より多いそうな。それでも狭いようでちょっと迷いました。発色も良いらしく、下の緑のラインは、左右はペイント、中央は光るらしい。

Acer  ワイドゲーミングディスプレイ VG240YSbmiipx  23.8型 IPS 1920x1080 フルHD 16:9 250cd 165Hz 0.1ms HDR HDMI

Acer ワイドゲーミングディスプレイ VG240YSbmiipx 23.8型 IPS 1920x1080 フルHD 16:9 250cd 165Hz 0.1ms HDR HDMI

  • 出版社/メーカー: 日本エイサー
  • 発売日: 2019/12/05
  • メディア: Personal Computers
こ、これは、なんとIPS液晶。超絶魅力的ですが、応答速度0.1msは嘘臭い・・・のと、2月20日入荷というので除外。

他にもLGとかAOCとかPixioとかドスパラのViewSonicとか色々あって迷いました。ほんとはViewSonic買うつもりだったりしたんですけども。

開封の儀。

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 Amazonアウトレットテープがステキ・・・(汗


DSC_2597.JPG
 ドット抜けは無しでした。ラッキー。アウトレットで傷が心配でしたが、画面には傷無し。とりあえず画面モードを"RPG"にすると、割と鮮やか目の発色になります。


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 後ろのロゴは光ります。レインボーの他、RGB各色パラメータ指定できちゃうので、どんな色にでもできちゃう。

OSDもパチクリと
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 裏側のボタンが4つあり、どれか押すとこの画面に。どれを押すとどれになるか表示されます。とても親切、
だけどやっぱ、裏側だと手探りなので押し間違えちゃう。PCからコントロールできたら良いのにね(他社にはできるものもある)。

一番右の「メニュー」を選択
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 更に階層が。左側にパラメータの意味が表示されて、大変親切。でも、上ボタンと下ボタンは上下になってないとやりにくいかも。


「映像」
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 基本的な色調整。デフォルト色温度は6500Kで、真面目ですな。ここも変更可能。RGB直接指定もできます。コントラストは20にガッツリ下げました。ブルーリダクションも付いてます。


「ゲーム」
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 本製品自慢の機能が集まっています。

・ナイトビジョン:黒を持ち上げて暗闇の敵を見やすくする

・エンハンスドカラー:コントラスト拡張と色の濃さを強調して、鮮やかに見せる感じに
・オーバードライブ:残像軽減機能。2段階でレベル2が最速0.6ms
・スルーモード:画像処理を簡略化して遅延を短縮。入で遅延0.05フレーム、切で1.50フレームと出ます


「表示」
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 超解像やシャープネス等。ノイズリダクションはボヤケます。CREXは暗い映像は暗く、明るい映像は明るくなるそうな。

「本体操作」
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 節電関連。細かく設定可能。


「メニュー表示」
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 OSD自体の設定。


「その他」
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 入力連動と超解像デモモード。デモモード入で画面左が超解像なし、画面右が超解像ありの表示になるという、効果を実感しやすい、遊び機能。オモロイ。


「イルミネーション」
DSC_2610.JPG
 背面のロゴの光り方を指定できます。色、パターン、変化スピードが指定できます。特に色はR・G・Bで細かく設定可能。光ってるのが見えないのが惜しい。




DSC_2611.JPG
 さて画質ですが、とても良好です(比較対象はEIZO FORIS FS2333(IPS)と、ThinkPadX230のTN液晶)。

 デフォルトはやはりゲーミングを意識しているのか、メリハリが強めの画質。一旦、色調整webサイトで輝度とコントラストを調整するといい感じになります。コントラストも輝度もかなり高いのでガッツリ下げました。出来上がりは隣のFS2333とそれほど変わらず。それをベースに色を盛ったり、超解像をかけたり楽しんでおります。Windows10の色調整はイマイチな気がするので、webサイトで調整するのが良いかも。まあ、まだ日々調整中ですが。

 視野角は、愛機ThinkPadX230のTNと比べたら全然良くて、色が転んだりしないというか、多少姿勢を変えたり顔を動かしても、色の変化は少し薄くなる程度。むしろ偏光フィルターが強いのか、角度によっては独特の見辛さが出ますが、正面で少し距離を取れば問題なし。

 残像もだいぶ良くなってます。UFO testというサイトが定番のようですが、UFOの残像が全く違います。144fpsのUFOがハッキリ見えてちょっと感動。ブラウザのスクロールも、残像の収束が早く、FS2333より見やすくなりました。もう戻れない感じ。シャープのスマホのIGZO液晶が120Hz駆動でスクロールがヌルヌルなんですが、それに似ています。肝心のゲームはPSO2ですと、走ったりジャンプしたりがヌルヌル化。60Hzから144Hzにコマ数が増えたので当然ですが、ボスがあっちこっち瞬間移動したりしても、追従しやすくなりました。まあ、高速にパン(視点を回転)すると残像はある気がするので、ゼロではないですが、スッキリ見やすくなっています。快適快適。オーバードライブは2段階ありますが、MAXにしても変な滲みがありません(FS2333はMAXだとオーバーシュートの滲みが出てキモチ悪い)。多分、このあたりのチューニングは他社よりお上手なのではないかと。
ASUSやBENQ、LGで黒挿入(フレームの切り替え中にバックライトを消灯して残像をより軽減できる)機能があるものがあって、ちょっと興味はありました。ただ、うちのリビングのテレビにも黒挿入機能があるのですが、バックライトが点滅するので、全体的に暗くなるのと、目が疲れます。まあ、ついてても試して満足しちゃうだけかも。


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 強いて気になる点を挙げるなら、1つは偽色が見えることですかね。アップでよく見ると白文字が少し虹色になっています(写真)。このブログを書きながら、どうやら白地に黒文字の方が目立つ感じ。多分TN液晶なんで仕方ない(TNってRGB色が層になってるから出やすいのかなと)。黒と白の境目は苦手なんでしょうね。シャープネスのせいにされている方もいらっしゃるようですが、多分これのことかなと。「ノイズリダクション」をONすると少し良くなるけどボヤケます。
 なので、文字等を見て気になる人は文字の色をカスタマイズしたりしたほうが良いかも。Firefoxだと"DARK READER"という拡張を入れて、「輝度」と「コントラスト」を下げてみたらいい感じに。

 もう一つはFreeSync非対応。色々物色しているうちに、他社製品は全部対応していたので、こいつが非対応だったことを失念しとりました。長く使うものだし、せっかくGPUが機能を持っているので、対応製品を買いたくなるのが男の性というもの・・・そうです確かめなかった私が悪いです(汗。一応、AMDさんも頑張っていて(うちのGPUはRadeon RX570)、"Radeon Enhanced Sync"というソフトウェア的にティアリングを防止する機能はあるので、そこそこ安定してますが、たまに「カクッ」となる(残像の次に気になっている)ので、FreeSyncがあればもっと快適なのかなあと・・・ね、IOデータさん。

 あとHDR機能ですが、ちとオマケ的かと。期待したらいけません。HDMI1端子のみ対応で、DPは非対応。うちの環境では、DP接続は当然ダメ、DP-HDMI変換ケーブルでもダメ、HDMI-HDMI1接続のみ有効になりました。で、画質ですが、まあ、Windows側の対応もあるのでしょうが、色が薄くなります。YouTubeでいくつかHDR動画を見ましたが(ChromeじゃないとHDRになりません)、全般的に色が薄い。HDRを切ると濃くなるので、まあ、仕様ですかね。光の感じも、リビングの4KHDRテレビの方がだいぶHDR感があります。Amazonレビューにも彩度が落ちる書き込みがありました。設定もロックされてしまい、色の調整はできません。

 とまあ、TN液晶なので、欠点もあります。ゲーム専用の人か、もう1枚IPS持ってる、という人にオススメしたいです。FreeSyncは失敗しましたが、発色や性能は気に入ってはいるし、この価格帯では他社もきっと色々ありそうだし、買い直しは懐事情でムリなので、長く付き合っていくことになりそうです。

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